2020.04.01

養生のすすめ

薬膳

いつもの食材でまいにち薬膳 第4回 お弁当にぴったりのおうち薬膳「鶏ハムカレー風味」

料理家の齋藤菜々子さんに教わる「おうち薬膳」シリーズ最終回は、つくりおきできる「鶏ハムカレー風味」。今回はお弁当のおかずとして、副菜2品もご紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてください。

体を温める食材と香辛料のあわせ技「鶏ハムカレー風味」

ヘルシーな鶏肉をカレー風味にすることで食欲をそそるおかずになるホットなレシピ。齋藤菜々子先生が料理のポイントを、動画でご紹介しています。

「鶏ハムカレー風味」の作り方

ポイント

調理時間70分(冷蔵庫で休ませる時間(30分)及び加熱後冷やす時間を除く)

材料

レシピ

  1. ボウルにAを入れて混ぜ、合わせ調味料を作る。
  2. 鶏むね肉は皮をはがし、1~2cmの均等な厚さになるように切り込みを入れて開く。両面にフォークで数か所穴を空け、バットにのせ、酒をふりかけて全体になじませる。合わせ調味料をすりこみ、ラップをかけて冷蔵庫で30分おく。
  3. まな板の上にラップを長めにしいて3を横向きに置き、手のひらでおさえつけ平らにのばす。鶏むね肉の上の手前側にアスパラとパプリカをできるだけ同じ太さになるよう並べ、手前からまずは肉と具材のみをきつく巻く。筒状になったらラップの手前に戻し、今度はラップごと手前からきつく巻く。ラップの両端を持って回転させ、両端をねじって結ぶ。
  4. 4を耐熱のチャック付袋に入れ、空気を抜いてしっかり口を閉じる。炊飯器に入れ、沸かしたお湯をたっぷりと入れて蓋をし、保温モードで1時間加熱する。
  5. 粗熱が取れたら袋ごと冷蔵庫に入れ、冷えたらラップをはずし1cm幅に切る。

副菜「いんげんのくるみ味噌和え」の作り方

ポイント

いんげんのくるみ味噌和え(調理時間10分)

材料

レシピ

  1. いんげんはヘタを落とし、長さを3等分に切る。くるみは細かく刻む。
  2. ボウルにAを入れて混ぜ、合わせ調味料を作る。
  3. 鍋にお湯を沸かし、塩とオリーブ油を入れ、いんげんを1分茹でる。ザルにあげてそのまま冷ます。
  4. キッチンペーパーでいんげんの水気をよく拭きとり、2に入れてあえる。

副菜「にんじんのジンジャーハニーマリネ」の作り方

ポイント

副菜「にんじんのジンジャーハニーマリネ」調理時間15分(調味料とあえたあとの置き時間を除く)

材料

レシピ

  1. にんじんは皮を剥き2ミリ幅の細切りにする。塩をふり塩揉みをし、10分置く。しょうがは千切りにする。
  2. ボウルにAを入れて混ぜ、合わせ調味料を作る。
  3. にんじんの水気をよく絞り、2に入れてしょうがも加えてあえて10分以上置く。
料理家 齋藤菜々子さん プロフィール

料理家・国際中医薬膳師
料理家のアシスタントの傍ら、日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得し、独立。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
Instagram:@nanako.yakuzen