しみ -わたしの悩みは冷え症[冷え性]から-

しみ -わたしの悩みは冷え症[冷え性]から-

温かい日差しの季節になると、しみが気になる方にとっては、UV対策や肌のお手入れが必要になります。とくに、寒さが増してからしみが目立つようになったという方は、もしかしたら冷えによる血行不良が原因かもしれません。冷え症(冷え性)との関係から見たしみ改善についてご紹介しましょう。

冷え症[冷え性]としみの関係

しみとは、紫外線などの影響で、肌に黒色のメラニンが過剰に蓄積し、肌の一部が茶色にみえた状態です。肌は一定のサイクルで新しく生まれ変わっていますが、この代謝のしくみをターンオーバーといいます。このターンオーバーが正常に行われていれば、黒色のメラニンも、古い角質とともに皮膚の表面に押し上げられて最後は表面からはがれていくので、肌に残りにくくなります。

しかし、ターンオーバーが滞ると、排出されずに残った黒色メラニンが蓄積して、しみの原因に! とくに冷え症(冷え性)さんは、体のめぐりが悪く、肌のターンオーバーも滞りがち。以前と比べて、しみが濃くなったような気がする、しみが目立ってきたような気がするという方は、冷えとともにターンオーバーが乱れているのかもしれません。しみの改善には、体を内から温め、血行を促進し、低下したターンオーバーの機能を正常にすることが大切です。

「しみ」に使われる漢方処方

しみに効く漢方処方は、肌の生まれ変わりを助けるために、血行を良くするものが適しています。血行不良が関係する幅広い症状に効果のある処方が用いられます。

血行不良が原因となる冷えのぼせを伴うしみなどに

漢方処方

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

効能・効果

比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび

注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。

こんな漢方薬です

漢方医学でいう「血」が滞って上手く循環していない状態つまり血行不良を改善する漢方薬です。クマができやすい、唇の色が悪い、肌が荒れやすいといった方に適しています。
肩こり、のぼせて足冷えする方の生理痛や生理不順、打ち身やしみなどに用いられます。

※血(けつ):血液そのものや血液によって運ばれる栄養素、熱を表します。

冷え症(冷え性)でむくみのある方のしみに

漢方処方

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

効能・効果

体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り

こんな漢方薬です

漢方医学でいう「血」の不足を改善し巡らせるとともに、体内の水分バランスを調節する漢方薬です。皮膚や唇の乾燥が気になる、髪の毛が良く抜ける、化粧ののりが悪い、むくみやすいといった方に適しています。
冷え症で貧血の傾向のある方、疲れやすい方の生理痛や生理不順のほか、更年期の不定愁訴、めまい・立ちくらみなどに主に用いられ、むくみやしみの効能ももっています。

※血(けつ):血液そのものや血液によって運ばれる栄養素、熱を表します。

「温theLIFE」的しみケア

しみ改善には専用のスキンケアやしみ改善薬などを活用するのが一般的です。しかし「温theLIFE」では、さらに体のめぐりを良くして、ターンオーバーを促すケアをおすすめします。

たとえば、運動、入浴、食事などを工夫して、まずは血行を良くすることを習慣づけましょう。

運動では、一生懸命なエクササイズより、できるだけ同じ姿勢のままでいないように、ウォーキングやストレッチなどでぽかぽかと体が温まる程度に体を動かすようにします。

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入浴では、湯船につかることはもちろん、そのついでに熱過ぎない蒸しタオルで顔を温めてみてください。肌の血行が促がされて血色がよくなります。

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「しみ」におすすめの食べ物

食事ではビタミンCやビタミンEなどを含む野菜などを積極的にとることも大切ですが、血行が良くなるとされている、しょうが、にんにく、セロリ、パセリなど香りのある食材や、ローズヒップやハトムギ茶などの飲み物を意識してとるようにしましょう。

血行が良くなるとされる食材

しょうが、ニンニク、セロリ、パセリなど