水太り -わたしの不調は冷え症[冷え性]から?-

水太り -わたしの不調は冷え症[冷え性]から?-

新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛が続き、「コロナ太り」という言葉も生まれるほど、体重が気になりだしたという方も多いようです。「温 the LIFE」では、たびたびプチ筋トレやストレッチなどご紹介していますが、今回は、冷えとの関係から、とくにむくみを伴う水太りの改善について考えていきます。

冷えている人に多いむくみや水太り

水太りの女性のイラスト

漢方では「気・血・水(き・けつ・すい)」が体内をめぐることによって、体が正常に機能すると考えられています。「気」は体をめぐっているエネルギー、「血」は血液や血液によって運ばれる栄養素、「水」は体をうるおす血液以外の体液などを表しています。

漢方でいう「太る」とは、余分なものを体にためこんでいる状態をさします。「気・血・水」のめぐりが悪くなり、体の外に余分なものを排出する力が落ちてしまうことを「太る」と捉えます。「水」が偏ったり滞ったりしてむくみや水太りなどの不調があらわれていることを、漢方では「水毒」といいます。

からだが冷えると「気・血・水」のめぐりが悪くなり「水毒」になりやすくなります。また「水」には体を冷やす性質があるため、冷え症の人は冷えと水毒の悪循環を引き起こしてしまうのです。溜まった余分な「水」のめぐりや排出を促すことで水太りやむくみを改善していきましょう。

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「水太り」に使われる漢方処方

冷えからくるむくみや水太りにおすすめの漢方処方はこちらです。

とくに下半身のむくみが気になる場合に

漢方処方

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

効能・効果

体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:
肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)

こんな漢方薬です

この漢方薬には、体内の余分な「水」を体外に排出させたり、体内の「水」のバランスを調整したりするはたらきがあります。色白で筋肉がやわらかい、いわゆる水太りタイプの方に適しています。疲れやすく、汗をかきやすい、足がむくみやすいといった人におすすめです。

冷えからくる「水太り」を改善する生活習慣

冷えない体づくりのためには、脂肪をつきにくくする習慣が大切です。代謝を良くするために、まず日常生活で心がけたいことは、筋肉を動かすこと。ちょっとした動作でもそのときに使っている筋肉を意識し、腹筋や背筋、おしり、太もも、ふくらはぎの筋肉などに力を入れてみてください。また、長時間同じ姿勢でのデスクワークやスマホなどで血行が悪くなり、筋肉が硬直しやすい首や肩などを動かす運動も効果的です。動かすだけでも筋肉に負荷がかかっていますので、無理せず毎日続けるようにしましょう。

とくに夕方になると足がむくみやすい人は、いらない水分を排出できない傾向があります。足の裏の土踏まずの部分にある、水分代謝を高めるツボを刺激したり、ぬるめのお湯にゆっくりとつかりふくらはぎをマッサージしたりして体を温めてください。

また、内側から冷えない体を作ることが「水太り」の改善につながります。冷えは外からだけでなく、内側からの場合も少なくありません。暑くなると冷えた飲み物がほしくなりますが、そればかりだと内臓が冷えてしまいます。冷房の季節はとくに温かいものや常温のものをとるようにしましょう。

「温 the LIFE」では、体を温める食材や冷やす食材をご紹介してきました。全部を覚えるのはたいへんですが、基本的には、赤身の肉や魚、黒ゴマなど色の濃い食べ物、ゴボウやニンジンなど土の中に育つもの、トウガラシ、コショウ、ショウガなどスパイス類は体を温めます。反対に、牛乳、白砂糖、白米など色が薄い、または白い食べ物は、体を冷やすと言われています。

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「水太り」におすすめの食べ物

冷えによる「水太り」には、血行促進によいとされる赤身肉やレバー、トマト、カボチャなどや、代謝アップに良いとされるニラやクルミなどの食べ物がおすすめです。むくみには利尿作用のある食材として、トウモロコシ、小豆などがよいとされています。

水太りによいとされる食材

赤身肉、トマト、カボチャ、ニラ、クルミ、トウモロコシ、小豆

赤身肉、トマト、カボチャ、クルミ、トウモロコシのイラスト