いつもキレイな人の温 the LIFE ~モデル 芦田桂子さんの温・食・美~ 第2回 漢方の知恵で、若さと美しさのための食べ方を

いつもキレイな人の温 the LIFE ~モデル 芦田桂子さんの温・食・美~ 第2回 漢方の知恵で、若さと美しさのための食べ方を

ファッションモデルとして活躍しながら、フェイシャルセラピストや漢方スタイリストとして活動をされている芦田桂子さんのライフスタイルをご紹介するシリーズ。第2回目は、温・食・美のうち「食」にスポットを当てています。季節感を大切にした食材の選び方やバランスのよい食べ方など、漢方の知恵で美しさと健康を保つ食べ方のヒントを伺いました。

<写真 一原真巳>

食べ物を丸ごといただく「一物全体」

芦田さんがご自身で決めている食べ方のルールはありますか?

絶対ルールはないのですが、食事は「ちゃんと食べること」を基本にしています。「食養生(しょくようじょう)」の考え方のなかに「一物全体(いちぶつぜんたい)」という言葉があります。最近は「ホールフード(Whole Food)」とも呼ばれて注目されているのですが、ありのままの食材をまるごと食べるのがよいという考え方のもとにある食事法です。

丸ごと食べるというのはなかなか実践できませんね。

食べにくい部分もありますからね。私が料理をするときは、食材をできるだけ捨てずに使うようにしています。一般的に野菜や果物は、皮をむいたり、芯や葉っぱを取ったりして実の部分だけを使いますが、全体で一つの植物と考えると、捨てるところにも栄養分がたくさん含まれています。たとえばニンジンもダイコンも葉っぱのあるものを買ってきて、全部を使う工夫をします。食べにくい葉の部分や皮、芯などは、料理の味を引き立てるだしとして使うこともできるんですよ。

料理が上手くないと、ホールフードの実践は難しいですか?

そんなことはありません。手の込んだ料理や、何か特別な調理法が必要ということではなくて、「食」を重視する漢方の考え方などをもとにして、身近にある食べ物のはたらきや性質を知っておき、健康のために毎日の食事を大切していくだけで「食養生」はできるのです。たとえば、今朝は寒いから、体が温まる食材で薬膳スープを作ってみようとか、その日の体調に合わせて調理できるようになると、体にもいいですし、料理も楽しくなります。

旬の食べ物で自分の体に合わせたケア

季節によって食事の内容も変えていますか?

はい。旬の食べ物をその季節にたくさん食べるようにしています。旬の食べ物はおいしいだけでなく、漢方ではその季節に起こりやすい不調を防いでくれると考えられてきました。冬が旬のカボチャは体を温め、夏が旬のナスは体のほてりを冷ますというように、旬の野菜を選ぶようにすると、おのずと季節に合ったケアができるということなんです。


覚えておきたい旬の食べ物

*冬が旬の食べ物(体を温める)…カボチャ、ネギ、ニンジン、ゴボウ、ショウガなど

寒い地域でとれ、色が濃い、水分が少なく固い根菜類に多い。

カボチャ、ネギ、ニンジン、ゴボウ

*夏が旬の食べ物(体の熱を冷ます)…トマト、セロリ、キュウリ、ナスなど

暑い地域でとれ、色が白く、水分が多くやわらかい葉野菜に多い。

トマト、セロリ、キュウリ、ナス

食べ物は温める、冷やす以外にも良いはたらきをもっています。冷え症だからといって、体を冷やす食材を食べてはいけないわけではありません。冬が旬のダイコンは体の熱を冷ます食材ですが、冷えるときは加熱して“ほくほくダイコン”に体を温める香辛料などをプラスして、食事を楽しんでくださいね。それが一番です。

芦田桂子さん

筋肉をつけて代謝をアップ

芦田さんは食べることが大好きとのことですが、どのようにスタイルを維持されているのですか?

食事に限らず“制限する”ということが苦手なので、特別なことは何もしていないのですが、いつも代謝アップを意識して活動しています。年齢を重ねると誰でも基礎代謝が下がり、痩せにくくなり、食べた物がそのままお肉になりやすいですよね。だけど食事を減らすだけのダイエットは良くないと思います。私は代謝を上げるために、たんぱく質をとって、筋肉をつけ、消費するエネルギーを増やすようにしています。

代謝アップのために何をされていますか?

今、一番はまっているのは岩盤浴ヨガです。体を温めながら気持ちよく汗をかくことができます。体を動かすことは好きなので、ゴルフやダイビングのほか、筋トレもたまにやります。フットワークは軽いのですが、一貫していないんですよね(笑)。代謝アップも、つらいとストレスになりますし、楽しみながらやったほうがいいですね。

<桂子流 温・食・美> 体調を整える簡単レシピで試してみて!

冬の間は体を温める旬の食材を使って、スープやシチューを作りおきしておくと便利。桂子流カラダ温め薬膳スープをご紹介します。ネギやショウガを刻んで混ぜた鶏だんごに、干し貝柱、蓮の実、山芋、金針菜(きんしんさい)、ハトムギ、なつめ、クコの実を、さらにネギとショウガで煮込みました。肌寒い季節の変わり目には体調を壊しやすいので、かぜかなと思ったらぜひどうぞ。

カラダ温め薬膳スープ

カラダ温め薬膳スープ

それと、むくみやすい人にはトウモロコシのひげ茶もおすすめしたいです。トウモロコシを買ってきて、ひげ(南蛮毛)の部分を使います。トウモロコシはゆでておやつにどうぞ。ひげの部分には、ビタミンやミネラルなど栄養素がたっぷり含まれているので、絶対に捨てないで! 水洗いしてレンジで香ばしくなる程度にチンをしたあと、急須にお湯を注げば、健康茶のできあがり。簡単なので、一度試してみてください。

トウモロコシ

トウモロコシのひげ茶もおすすめ

芦田桂子 プロフィール

芦田桂子 プロフィール

撮影:yOU(NMT inc.)

ファッションモデル。女性誌「家庭画報」「美しいキモノ」、テレビCM、着物関係のスチール広告等で幅広く活躍。また、モデル業に従事しながら「漢方スタイリスト」「野菜ソムリエ」「日本化粧品検定協会(1級)」等、多数の資格を取得。美容・健康に対する想いが深く、一般向けセミナー(「メイクアップ×漢方美容」等)も開催。自身のブログ[https://lineblog.me/ashidakeiko/]では、漢方の考えを日常生活に取り入れたライフスタイルを発信している。