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冷え症[冷え性]の真実!?

冷え症[冷え性]の真実!?

冷え症[冷え性]は女性に多い悩みのひとつ。成人女性の半数以上が悩んでいるともいわれています。では、なぜ男性より女性に冷え症[冷え性]が多いのでしょうか。

なぜ冷え症[冷え性]は男性より⼥性に多いの?

その原因のひとつに、熱を産生する筋肉が男性より少ないことがあげられます。とくに無理なダイエットから栄養素が十分に供給されないと熱が産生できず、冷えを感じやすくなります。また、女性の体の構造も原因のひとつ。女性は卵巣や子宮などを支える骨盤内で血流が滞りやすく、男性よりも体の内側が冷えやすいといわれています。

このほか、女性は初潮、妊娠・出産、閉経などを経験するタイミングで、女性ホルモンのバランスが大きく変化し、自律神経のバランスを崩しやすくなります。こうした変化の時期にも、冷え症[冷え性]になると考えられています。

なぜ冷え症[冷え性]は男性より⼥性に多いの? イメージイラスト

冷え症[冷え性]の自覚がないことも!

「手の指やつま先が冷たい」「体の芯が冷える」などが冷え症の代表的な症状ですが、実際に体温を測ってみると体温が低いわけではないのに「冷える」感覚のある人がいます。

血圧や体重計のように目に見えて現れる変化と違って、「冷える」のは個人の感覚、いわゆる自覚症状として現れる場合があるので客観的に表現しにくいもの。このような自覚症状がある人もいれば、体温が低いのに冷え症ということに気づいていない人もいます。

漢方では、明らかな病気としてわかりにくい「未病」の状態も含めて、冷え症に対処していきます。検査によって具体的な病気を見つけ、その病気に効く治療薬を処方し、ピンポイントで症状を抑えていくのが西洋医学なら、体がもつ本来のはたらきを良くすることで症状に対処していくのが漢方医学の考え方。冷え症に対しては、熱をつくったり、血流を良くしたりする体の機能を改善します。


考え方の違い

西洋医学

検査によって具体的な病気を見つけ、その病気に効く治療薬を処方し、ピンポイントで症状を抑える

東洋医学

明らかな病気としてわかりにくい「未病」の状態も含め、体がもつ本来のはたらきをよくする。

ちなみに「冷え性」と「冷え症」の2通りの表現がありますが、「冷え性」は体が冷えやすい体質の総称で、「冷え症」は「月経痛」「月経不順」「頭痛」などと同じ症状名のひとつ。ひと口に冷え症といっても、下半身だけが冷える人や全身が冷える人もいます。漢方では、このような冷え方の違いはもちろん、体つきや体質、生活環境なども見て処方を選びます。「冷え症」を治療することは、「冷え性=冷え体質」を改善することにつながります。