梅雨冷えとは? 体に与える影響と梅雨冷え対策

梅雨冷えとは? 体に与える影響と梅雨冷え対策

梅雨で雨が続いて気温が低下することを「梅雨冷え」というそうです。この時期は、晴れた日には蒸し暑く、雨が続くと寒くなる、という気温の変化が繰り返されます。この気温差のせいで、薄着のうえにうっかり雨にぬれてしまうと、体を冷やしてしまうことがあります。そこで、雨降りの日の冷え対策についてグッズを中心にご紹介しましょう。

びしょぬれのままでは体温が奪われる

「雨にぬれたままでいるとかぜをひく」と、昔からいわれます。水分が蒸発するときには熱が必要なため、体をぬれたままにしておくと、体温が奪われてしまうのです。かぜをひきやすくなるのは、体温が低くなって、体の機能が低下している状態で、かぜのウイルスに感染しやすくなるためだと考えられています。

まずは、雨にぬれないようにすることが大切ですが、傘をさしても、足元や肩はぬれてしまうもの。体温が下がらないように、そのままにはせず、早めに着替えること、または水けをしっかり拭き取るようにしましょう

困ったときに持っておきたい冷え対策グッズは?

雨模様のときに雨具は持っていても、替えの服や靴下までは持ち歩きませんよね。ただ、冷え症(冷え性)さんの場合、梅雨時期はタオルと替えの靴下だけでも用意しておくほうが良さそうです。

洋服がぬれたときは、早めにタオルなどで水をふき取ることで、体温が奪われることを防げます。おすすめのタオルは、お菓子のワッフルのように凹凸があるワッフルタオル。表面積が広いため、吸水性と速乾性に優れています。また、ぬれた靴下もすぐに履き替えましょう。足がぬれたままでいると全身の冷えにつながります。

ワッフルタオルイメージ

靴の中に雨がしみ込んでしまったときは、できれば脱いで乾かしておくようにしてください。ドライヤーがあれば、低温の風をあてて乾かすのがベスト。スニーカーの場合は、濡れた靴に使い捨てカイロを入れておいておくと、乾きやすくなるので一度お試しください。ただし、ゴム靴や革靴の場合は変質することがあるので、水を拭きとるだけにとどめましょう。

雨で冷えてしまったときの冷え対策は?

雨でぬれたときに冷えた場合は、体を温めることが大切です。たとえば、入浴剤などを入れたお風呂につかって、ゆっくりと入浴することをおすすめします。すぐにお風呂に入れないときは、カイロでおなかや腰を温めてみるといいでしょう。

ホットドリンクイメージ

また、ホットドリンクで冷えた体を内側から温めるのもおすすめです。「温the LIFE」ではお馴染みのしょうがドリンク、紅茶、黒豆茶などがおすすめですが、何もない場合は、温かい白湯でもかまわないので、温かい飲み物を一口、二口でもおなかに入れておくといいですよ。