
入浴後はオイルマッサージで冷えとむくみのW対策! -温活グッズ-
冷房や強い紫外線による冷えや乾燥で、夏のカラダは想像以上のダメージを受けています。そのうえ、コロナ対策で手洗いが増え、手あれの悩みも増えているようです。そんな夏のスキンケアには、入浴後のオイルケアがおすすめ! マッサージをプラスすることで乾燥対策だけでなく冷えやむくみなど夏に多いお悩も一緒にケアしていきましょう。
夏のオイルの選び方と保管方法
オイル美容は秋冬のものという印象がありますが、季節や肌質に合ったオイルを選べば夏も強い味方になります。夏のオイルの選び方と保管方法についてのポイントは3つ。
1.酸化しにくいオイルを選ぶこと。
2.日差しの強い日中の使用を控えること。
3.オイルの保管は、直射日光が当たらない暗くて涼しい場所にすること。
その理由をご説明しましょう。
オイルの酸化は、光、高温、空気(酸素)、水分(湿度)などにより促進されます。暑くて日差しの強い夏はより酸化しやすくなるので、酸化しにくいホホバオイルをベースにしたものがおすすめ。パッケージは、日光をある程度遮蔽してくれる、緑や黒などに着色された遮光性のあるものを選びましょう。
また、朝にオイルを塗って日中強い日差しを浴びたり、酸化が進んだオイルを使用したりすると、肌トラブルの原因になることがあります。夏は夜のケアにオイルを用いるようにし、できるだけ酸化が進まないよう保管の仕方にも注意しましょう。
つい置いてしまいがちなのが、お風呂場に近い洗面所や、窓際のドレッサー。このような湿気の多い場所や、直射日光の当たる窓際は避けて、涼しい場所に保管しましょう。とはいえ、冷蔵庫で保管する必要はありません。冷やすと固まってしまい、使いにくくなります。
使用期限については、パッケージをチェックしてみてください。不快なにおいがしたり、色が濃くなったりして、酸化が進んだと思われるオイルは、使用しないよう注意しましょう。

お風呂のあとはオイルで全身のスキンケア
オイルでスキンケアをするタイミングは、入浴「直後」がおすすめ。お風呂でカラダが温まると血行が良くなって、冷えの改善や代謝が促進しますが、一方、温まったカラダが熱を放出するので、水分が蒸散し、肌の保湿成分が流出しやすい状態になってしまいます!何もせずにいるとあっという間に入浴前より乾燥が進んでしまうといわれています。入浴後の繊細な状態の肌は刺激に弱いため、肌なじみが良く、なめらかな使用感のオイルでボディケアするのがおすすめです。
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足のむくみもすっきり! ボディケアのついでのツボを意識したマッサージ
スキンケアのついでに、ツボを意識したマッサージを行いましょう。冷えだけでなく、足や顔のむくみ、便秘など、夏に多いお悩みを改善するツボをご紹介します。
ツボの押し方は、ゆっくりと呼吸しながら、心地よいと感じる強さで静かに押して離すという動きを、3回くらい繰り返します。手足の左右にあるツボは、片方ずつ行いましょう。
冷えに
足の内くるぶしの骨から指4本分上にある「三陰交(さんいんこう)」と、足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにある「太谿(たいけい)」を押しましょう。血流を良くし、冷えを改善します。

足のむくみに
足をグーになるように力を入れたときに、足裏の一番くぼんだ場所にある「湧泉(ゆうせん)」と、ひざのお皿のすぐ下の外側のくぼみから指幅4本分下にある「足三里(あしさんり)」。「足三里」は松尾芭蕉の『奥の細道』にも登場し、足のむくみや疲れに効くだけでなく、長寿のツボとしても知られています。

顔のむくみに
耳の付け根の後ろの、口を開けるとくぼむ部分にある「翳風(えいふう)」と、エラの角から指1本分くらい前の、歯を食いしばると筋肉が盛り上がる部分にある「頬車(きょうしゃ)」。こちらは、左右両側のツボに指の腹を当てて、同時に押しましょう。

便秘に
親指と人さし指の付け根の、人さし指寄りのへこみにある「合谷(ごうこく)」と、手首のしわの小指側のくぼみにある「神門(しんもん)」。どちらも便秘だけでなく、ストレスにも効くとされています。また、「合谷」は眠気覚ましにもおすすめのツボです。仕事中に眠気に襲われたら、ペンでさりげなく押してみてください!

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手荒れには寝る前のハンドマッサージ
ボディケアの仕上げは、オイルを足してハンドマッサージをして、紫外線などのダメージを受けた手をいたわりながらリラックスしましょう。手の乾燥対策だけではなく、マッサージで冷えやすい指先のめぐりが良くなり、冷え対策にもなります。ハンドマッサージの方法は、「冬の手あれ -冷え症[冷え性]と美容の関係-」で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
また、時間にゆとりがあるときのスペシャルケアに、手のラップパックもおすすめです。ラップを手にまいて5~10分置くだけで、しっとりなめらかになります。ただし、あまり長時間置くと、かゆみや湿疹などの原因になってしまうことがあるので注意してください。
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