冷えやむくみに効果のあるお茶の選び方・飲み方

冷えやむくみに効果のあるお茶の選び方・飲み方

コーヒー、紅茶、緑茶など、誰しも毎日飲んでいる好みの飲み物があると思いますが、ちょっとした不調があるときに、冷えやむくみなどに良いとされるお茶を知っておくと便利ですよ。毎日楽しんでいるお茶を日々の健康管理に活用してみませんか? 今回はその日の体調で選べるさまざまなお茶をご紹介します。

毎日のお茶で自家製サプリ

冷えやむくみに悩んでいる方のなかには、体調に合わせてサプリメントを利用している方もいることでしょう。

冷えが気になる場合は、イチョウ葉や高麗人参、黒ニンニク、シナモンといったハーブなどが入ったもの、ビタミンE、コエンザイムQ10、カプサイシンなどを用いたもの、むくみが気になる場合は、明日葉やとうもろこしのひげ、赤ブドウ葉、マメ科の植物メリロートのほか、カリウム、ポリフェノール、ミネラルを配合したものなど、多数のサプリメントや健康食品があります。これらは簡単にとり入れることはできますが、飲み忘れたり、飲まなくなってしまったりすることも多いものです。

そこで、飲み物として習慣づけやすいのがお茶。昨年末(2020年末)に市販の緑茶が新型コロナウイルスを不活性化するという研究結果が発表されたこともあり、普段、口にするお茶がいっそう注目されています。

お茶を飲む女性イメージ

お茶はペットボトルの種類も多く、気軽に飲むこともできますが、茶葉から淹れるお茶は、香りが楽しめるだけでなく、抽出したての豊富な成分をそのままとることができます。漢方では、香りにもストレス緩和や食欲増進などのはたらきがあるといわれ、重要な要素として考えられています。

体を温めたり、水分代謝を良くしたりするはたらきで知られている茶葉やハーブなどを用いることで、手軽に自分だけの自分の体に合った「自家製ドリンクサプリ」を作り、習慣にしてみましょう。

冷え症[冷え性]におすすめのお茶5選

黒豆茶

黒豆茶は、黒豆を原料とし、美容をサポートするアントシアニンやイソフラボンを多量に含むため、女性に人気の高いお茶です。血行を促進するので冷え症(冷え性)におすすめなだけでなく、利尿作用をもつカリウムも多く含むため、むくみが気になる方にもおすすめです。

黒豆茶イメージ

さらにめぐりを良くするひと工夫として、黒豆茶をベースに、ナツメ、クコの実のほか、中国や台湾の花茶として知られる菊花、マイカイ花茶などをブレンドすると自家製ドリンクサプリ「めぐり黒豆ブレンド茶」のできあがり。マイボトルで作る場合は、黒豆茶を大さじ1杯と、お好みでナツメ、クコの実、花茶を入れて、熱湯を注いでください。すぐに飲みたい場合は3分程度置いてからどうぞ。


ルイボスティー

ルイボスティーは、南アフリカに自生しているマメ科の植物ルイボスの葉を乾燥させ、お茶にしたもの。不足しがちなミネラルを10種類以上含み、健康に良いお茶として、ペットボトルでも販売されています。ノンカフェインなので、寝る前でも気にすることなく飲めるのがよいのですが、少しクセのある味なので苦手な方もいるかもしれません。その場合は、砂糖づけのドライフルーツを入れてみてください。フルーツの酸味と甘さが加わり、飲みやすくなりますよ。

ルイボスティーイメージ

梅醤番茶

「梅醤番茶」とは、番茶に、梅干しをすりつぶした梅肉と醤油を、すりおろしたショウガ汁といっしょに混ぜて作ります。体を内側から温めてくれるので、寒い日や疲れたとき、かぜをひいたときなどに飲まれてきました。近年は健康や美容にこだわる人に注目されています。


ジンジャードリンク

体を温める代表的な食材といえばショウガ。毎日とろうと思っても、料理以外なかなか活用しにくいもの。それならショウガシロップを作り置きしておき、飲みたいときにショウガドリンクを作りましょう。市販されている製品もありますが、ショウガの絞り汁や煮出し汁を砂糖と煮詰めるだけで作れます。

ジンジャードリンクイメージ

紅茶に入れてジンジャーティーにしたり、ソーダ割りやお湯割りにしたりといろいろなジンジャードリンクが楽しめます。シロップならヨーグルトやアイスなどと混ぜてジンジャーデザートもできます。ジンジャーシロップの作り方を紹介しますので、ぜひお試しください。

<材料>

しょうが:200g、砂糖200g、水:2カップ

<作り方>

  1. 皮付きのままみじん切りにしたショウガに砂糖をまぶします。これに水を注いで、30分間弱火で加熱。水分がなくなったら水を足して加熱してください。
  2. 火を止めてこし器などで絞り汁をとって完成です。
    ※これを鍋に戻してレモン汁を加えると、レモンのさっぱりとした酸味が加わった「ショウガレモンシロップ」になります。
  3. ひと煮立ちさせたら、熱湯消毒した保存瓶に入れて、あら熱を取ったら冷蔵庫で保管しましょう。

ジャスミン茶

ジャスミン茶は、緑茶にジャスミンの花弁やつぼみの香りをまとわせたフレーバーティーです。ミネラルやビタミンが豊富で美容をサポートするだけでなく、ゆったりとした気分で楽しめる香りが特徴です。また、脂っこいものを食べるときに飲むと、口の中がさっぱりとするため、中華料理屋でよく出されます。ジャスミン茶葉に、めぐりを良くするナツメ、クコの実、花茶をブレンドするのもおすすめの飲み方です。

ジャスミン茶イメージ

むくみにおすすめのお茶3選

冷えからくるむくみの改善には、利尿作用のあるお茶を選んで、体に滞っている水分の排出を促しましょう。


トウモロコシのひげ茶

トウモロコシのひげ茶とは、トウモロコシのひげの部分。これを天日干しして乾煎りして、お湯を注げばひげ茶のできあがりです。ひげの部分はカリウムを多く含んでおり、利尿作用があります。

トウモロコシのひげイメージ

プーアル茶

プーアル茶とは「後発酵」と呼ばれる微生物による発酵方法で作られたお茶です。コレステロールや脂肪を分解したり、余分な水分の排出を促したりする効果が期待され、別名「減肥茶」とも呼ばれています。

プーアル茶イメージ

緑茶

緑茶は体の熱を冷ます食材とされているため、冷えからきているむくみの方にはおすすめできませんが、含まれるカフェインには高い利尿作用があり、カリウムも含まれているので、体にたまった水分の排出が期待できます。

緑茶イメージ

お茶の飲み方の注意点

常温または温かいものを飲む

お茶は温かいものをゆっくりと飲むようにしましょう。温かい飲み物は、体を温め、血行を良くするため、冷えを改善するだけでなく、胃腸の調子を整える効果も期待できます。夏の暑い日は、冷たく冷やしたお茶が飲みたくなりますが、冷たい飲み物は胃腸を冷やし、胃腸本来のはたらきを低下させます。お茶は温かい状態または常温で飲むようにしましょう。


大量のお茶を一度に飲まない

お茶はこまめに飲んだほうが効果的です。これは「水分を控えたほうがよい」という意味ではありません。一度に大量の水分を取ると、胃腸に負担がかかり、はたらきが悪くなるため、水分のめぐりを滞らせる一因となります。漢方でいう「水毒(すいどく)」は、余分な水分が細胞と細胞の間や粘膜などに停滞し、必要な部分にはめぐっていない状態です。滞っている水分を外へ排出するためにも、新鮮な水分を摂取することは重要です。常温または温かいお茶をこまめにとるよう、心がけましょう。


体を冷やす飲み物を控える

寒いときにホットな飲み物を飲めば体は温まりますが、飲み物によっては身体を温めたり、冷やしたりします。緑茶やコーヒーは、血管を収縮するカフェインが含まれるため、体を冷やすといわれています。また、麦が含まれる飲み物も体を冷やすので控えましょう。たとえば、麦茶、ビール、ウイスキーなど。このほか、牛乳や豆乳などの白い飲み物も体を冷やすとされています。