
寝起きのストレッチは良いの? 注意点・おすすめストレッチを紹介
「寒くてベッドを出られない」季節がやってきました。人は眠っている間の体温が最も低いので、目覚めたてはよけいに寒さを感じるもの。そんなつらい朝は、布団の中でもできる簡単エクササイズがおすすめ。固くなった筋肉や関節に刺激を与えて全身を温め、気持ちよく体を目覚めさせましょう。
ベッドに入ったまま、体を無理なくほぐす!
お目覚めエクササイズのポイントは、長時間の寝姿勢でこわばった体を“無理なくほぐす”こと。力まずに、ゆったりとした気持ちで行い、徐々に血行を促進させましょう。エクササイズ中は深い呼吸を忘れずに。
① 仰向けバンザイ&深呼吸
起きたてでも爽快感が得られやすいのは、「仰向けバンザイ&深呼吸」。全身を伸ばすことで、血の巡りをよくするだけではなく、脳に酸素が運ばれることで、寝起きでぼんやりとした頭もスッキリします。
- ゆっくり息を吸いながら、両手は上の方向に、足先は下の方向にぐーっと伸ばします。指も思い切り開きましょう。
- 伸びきったら、息を吐いて一気に脱力。
② ゆらゆらガス抜き
「ゆらゆらガス抜き」は、ヨガの定番「ガス抜きのポーズ」に、仙骨(せんこつ)ほぐしの動きを加えたエクササイズ。体を丸めることでおなかに溜まったガスを出しやすくし、さらに体を左右に揺らすことで、仙骨周りの筋肉をほぐして血流を促します。
- 仰向けのまま、閉じた両ひざを両手でかかえます。
- 息を吐きながら上体をゆっくり起こしてお尻を上げます。太ももを胸に近づける感覚で。
- 息を吸いながら上体を下ろしたら、ひざをかかえた状態で、仙骨の位置を意識しながら体を左右にゆらゆら揺らしましょう。
<仙骨の位置>
③ 寝たまま股関節ストレッチ
布団に入ったまま手足を入れたままできるのが、脚の重みを利用した「寝たまま股関節ストレッチ」。血行改善のほか、骨盤の歪みを整える効果や下半身のむくみ取りも期待できます。
- 仰向けのままヒザを立てます。
- 足の裏同士を合わせるように、徐々にヒザを外側へ開いていきます。
- 自然な呼吸をしながら姿勢をキープし、ゆっくり20数えましょう。ひざは上下させず、脚の重みでゆっくりと股関節を伸ばしましょう。
④ 【番外編】どうしても体を動かしたくない人は「二の腕もみもみ」
どうしても体を動かすのがおっくうな人は、二の腕をもんでみましょう。大きな筋肉のある二の腕をもむことで効率的に血行を促し、寝起きのだるさがやわらぎます。手の平で、肉を握るようにぎゅっぎゅっと強めにもむのがポイントです。